ひかりの輪は、オウム的な宗教の広がりを予防する思想(ワクチン)
ひかりの輪は、かつてオウム真理教に所属した者たちが作った団体ですが、その活動目的の一つは、オウム真理教のような宗教の広がりを防ぐことです。そのためには、これが心の問題であるがゆえに、それを実体験した者でなければ、その原因と、その脱却や予防の方法がわからない部分があると考えています。
すなわち、オウムを実体験し、それから抜け出した経験を活かして、様々な心の問題・苦しみを抱える人が多い現代社会において、オウムやそれに類する宗教が不要となるような思想哲学を創造し、普及したいと考えているのです。
これは、いわば、感染症の予防や治療と似ています。一度感染症に罹って、それが治ると、二度と感染しない抗体ができます。この抗体のメカニズムを基にして、まだ感染したことがない人の予防に役立つ「ワクチン」もできます。このワクチンは、感染源の毒と全く無関係ではなく、毒を無毒化して出来るものです。
私たちの場合は、オウムの経験とその脱却の過程の様々な葛藤・探求を基にして、オウム的な宗教の持つ弊害を有さずに、同時に様々な心の問題を解決する効果を持つ思想・哲学(仏教哲学・心理学・宗教の裏表や危険性など)を普及しています。これをたとえて表現すると、オウム的な宗教を無毒化したワクチンの普及であって、これにより、オウム的な宗教への感染の予防につながると考えています。
また、予防だけでなく、実際に感染した人の治療もしています。今なお麻原を絶対として信仰し、オウム事件を陰謀と主張する詐欺的・洗脳的な教化によって多くの新しい信者を獲得しているアレフ(旧オウム真理教)に入信した人の脱会支援を団体組織を挙げて行っています。
専用のサイトを立ち上げ、相談窓口を設置し、各地の担当者が、アレフの信者や、家族がアレフに入信した方々の相談を受け付け、これまで100名を超える方の脱会支援に成功しました。アレフ入信の予防活動も行っており、サイトに加え、報道機関と協力し、アレフの問題を告発する番組などを作成しています。