6.世界文明の800年(1600年)周期説
日本の文明研究家の村山節(みさお)氏(故人)は、世界史年表を作成する過程で、様々な地域・時代の歴史に共通する、文明の盛衰の周期を発見したと主張し、これを文明法則史学、人類文明800年周期説などと呼んだ(※参考文献:文明法則史学http://bunmeihousoku.com/bunmei)。
それによると、
①世界各地の文明史には1600年の盛衰周期が存在し、
②800年の低調期と800年の高調期に大別でき、両者は文明創造力や社会の活力において大きな差をもち、
③1600年を周期として準備→開花→成熟→崩壊の過程を繰り返し、あたかも1600年周期の四季をもつように振る舞っている
という。
さらに、この周期は、東洋と西洋の2系統に大別される二極構造をもっており、両系統は互いに逆位相の関係にあり、一方が低調期の時に他方が高調期となり、世界史は800年毎に文明の交代期を迎える。
西の文明は、古代エジプト系統・ヨーロッパ系統であり、東の文明は、西アジア系統・インド系統・中国系統・日本系統を含むという。
そして、 過去の周期性がそのまま再現されると、21世紀は西の文明が崩壊し、代わって東の文明が夜明けを迎える文明交代期となるという。
《出典:2023年GWセミナー特別教本『覚醒の道:仏教の幸福哲学 400年周期の仏教改革の開始』第2章より》
※編集者追記
上記の「800年周期説」に関連して、世界文明の中心地が800年の周期で規則的に、東洋の都市と西洋の都市とで交互に繰り返されているという見解があり(千賀一生氏「ガイアの法則」)、それによれば、今後の世界の中心地の経度は、日本の関西地方に来るという。
この説は、西日本の関係者から政治家等の有力者も輩出されることを予測しているが、実際に、最近の与党・自民党の有力者は、不思議と西日本出身である。菅元総理以外は、岸田文雄前総理(広島選挙区)、麻生太郎元総理(福岡出身・福岡選挙区)、安倍晋三元総理(山口県出身・山口選挙区)、そして、2024年10月2日に新たに第102代の総理となった石破茂氏は鳥取県を選挙区としている(総裁選で次点だった高市早苗氏も奈良県が選挙区)。