『アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)』(前編)(2017年1月1日 78min)
今回の心理学講義は、行動主義心理学の「第三世代」である、『アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)』です。行動主義心理学の「第三世代」は、このアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)はじめ、マインドフルネス認知療法などですが、これらは、アクセプタンス(受容)とマインドフルネスに重点をおいています。
ACTは、つらい思考・感情があっても、それらに対する効果的な対処法であるマインドフルネスの技法を使い、それらに巻き込まれることなく、やるべきことをやり、意味ある充実した生活(人生)を送れるようにするセラピーです。
「マインドフルネス」という言葉を聞かれたことのある方も多いかと思います。アメリカで流行しているメンタルヘルスの技法で、ストレスへの対処、うつ病などの心理療法、企業のメンタル教育(googleも取り入れている)など幅広く使われています。
講義では、マインドフルネスについて、どういうもので、どのような効果があるのか細かく解説しています。また、マインドフルネスの源流である、上座部仏教のヴィッパサナー瞑想についても言及しています。
そして、アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)が目指す、つらい思考・感情に翻弄されずに、やるべきことをやり、意味ある充実した生活(人生)を送れるようになれる方法について解説しています。