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クンダリニーヨーガ&症候群

『クンダリニー症候群とその対処法』

『クンダリニー症候群とその対処法 ~原因不明の精神不調の一因として~』

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このテキストのついて、ご紹介します。


クンダリニー症候群は、未解明の現象であり、一般の精神医学会では、それが精神病だと認められてさえいないと思われます。上祐代表は、クンダリニー・ヨーガを経験したヨーガ修行者の視点から、クンダリニーが原因となっている心身の不快・不調である可能性を述べています。そして、豊富な経験から、ヨーガの修行に基づいて、その心身の不快・不調に対して、その症状を和らげる対処法について言及しています。

1.クンダリニー症候群の定義

まず、クンダリニー症候群の定義をウィキペディアでは、「生理的クンダリニー症候群(略称・PKS)」は、「霊的・精神的・身体的な準備ができていないにもかかわらず意図的または事故等によりクンダリニーがある程度覚醒してしまったために、様々な快・不快の症状を発症することである。」と定義しています。

また、「トランスパーソナル心理学・精神医学の分野で研究が進められているが、研究途上にあり科学的根拠に乏しいため、研究者によって考え方の異なる点が少なからずある。」とも記載されていて、未解明の現象であることが分かります。

このように、はっきりとわからない現象であるため、その他の精神疾患とクンダリニー症候群との区別が難しいとされます。

他の精神病か、クンダリニー症候群かを区別するためのポイントは、その患者が心身の不調を体験する前後を含めて、クンダリニー・ヨーガの修行体験と似ている体験があったかどうかを調べることです。

ひかりの輪の修行者のように、クンダリニー・ヨーガを学び、実際に、20年以上も様々なタイプのクンダリニーの体験に馴染んでいる者は、その判断をしやすい立場にあります。

また、オウムで修行している中で、いわゆる「魔境になった」とされた人たち、すなわち、客観的には精神障害=クンダリニー症候群を起こした可能性のある人たちの体験も少なくありません。

このように、上祐代表自身のクンダリニー体験や周りの人たちの体験、さらには、クンダリニー症候群ではないかという相談者の体験などをふまえて述べられています。

2.クンダリニー症候群の原因

クンダリニー症候群の原因として、これまでのヨーガ修行や個人相談の経験から以下の4つについて述べています。

①仙骨付近の打撃・負傷
②臨死体験に伴うクンダリニーの活性化
③薬物と向精神薬
④間違った動機による激しいクンダリニー・ヨーガの修行

3.クンダリニー症候群の症状

クンダリニー症候群を研究している心理学者によると、クンダリニー症候群の症状として、自律神経系のうち交感神経系の暴走からくる自律神経失調症をはじめ、至福恍惚感、急性または慢性の疲労、性欲の昂進あるいは減退、統合失調症的症状、抑鬱、神経症などを指摘しています。

さらに、もともと境界性人格障害や自己愛型人格障害を持っていたり、潜在的な精神病を抱えていたりする人が、クンダリニー覚醒に先立って、それらのもともとの病が押し出されるとも指摘しています。

以下の9点についてヨーガ理論にもとづいて詳しく言及しています。

①自律神経系のうち、交感神経系の暴走からくる自律神経失調症
②全身の激しい脈動、脈拍数の増加と高血圧、偏頭痛
③急性または慢性の疲労、抑鬱、神経症
④性欲の昂進あるいは減退
⑤統合失調症的症状、幻視・幻聴
⑥体が跳ねる、持ち上がる体験(空中浮揚)
⑦脳溢血や半身不随
⑧自殺などを招く
⑨潜在的な人格障害や精神病を表面化する

4.クンダリニー症候群の統御・鎮静法

クンダリニーを非活性化する一般原則として、
①体を冷やす
②睡眠をしっかりとる
③食事をきちんと摂る
などが挙げられています。

過剰な興奮や過剰な抑鬱に対しては、
①呼吸法
②精神集中
③体の位置
④音
などについて述べられています。

そして、本質的な解決として、
クンダリニーが無秩序に活性化して、クンダリニー症候群に陥ったとしても、クンダリニー自体は悪いものではない。クンダリニー・ヨーガというのが解脱の道だということを考えれば、それを機会として、悟り・解脱に近づくように、心の浄化を進め、クンダリニーをコントロールするという道が、最終的な解決の道の一つとして述べられています。


精神科医学会でも研究途上で明確でない現象のため、クンダリニー症候群に言及されているものは多くありません。もし、クンダリニー症候群にお悩みの方はぜひとも一読をお勧めします。

 

●目次

1 本書の意図 ......................................................2

2 クンダリニー症候群とは ....................................2

3 他の精神病との区別の問題 ................................. 2

4 クンダリニー症候群の原因は .............................. 4

(1)仙骨付近の打撃・負傷
(2)臨死体験に伴うクンダリニーの活性化
(3)薬物と向精神薬
(4)間違った動機による激しいクンダリニー・ヨーガの修行

5 クンダリニー症候群の症状とは .............................. 7

(1)自律神経系のうち交感神経系の暴走からくる自律神経失調症
(2)全身の激しい脈動、脈拍数の増加と高血圧、偏頭痛
(3)急性または慢性の疲労、抑鬱、神経症
(4)性欲の昂進あるいは減退
(5)統合失調症的症状、幻視・幻聴
(6)体が跳ねる、持ち上がる体験(空中浮揚)
(7)脳溢血や半身不随
(8)自殺などを招く
(9)潜在的な人格障害や精神病を表面化する

6 クンダリニー症候群の統御・鎮静法 ........................11

(1)クンダリニーを非活性化する一般原則
(2)過剰な興奮や過剰な抑鬱に対して
   ①呼吸法
   ②精神集中
   ③体の位置
   ④音
(3)本質的な解決

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