オウム真理教の清算
オウム真理教時代の清算についてのコーナーです

オウムの清算

アレフ(オウム)脱会支援・入会阻止活動
(2022年3月20日)

  ひかりの輪とアレフが同一団体であるかのような誤解が一部にありますが、実際には、ひかりの輪では、これまで行ってきたオウム時代の反省・総括に基づいて、アレフが現在も引き起こしている様々な問題の解決に努めているのです。

   アレフは、いまだに麻原彰晃を絶対視し、組織の引き締めを図る一方、そのような狂信的信仰に多くの若者を巻き込んでいっています。

  そのため、ひかりの輪では、麻原を絶対視するアレフ(オウム)の教義の誤りを明らかにしたり、アレフの違法・不当な行為を告発したりすることによって、現アレフ信者の脱会を促進・支援するとともに、アレフの実態を知らない人たちが新たにアレフに入信することを阻止するための活動を展開しています。

具体的には、以下の通りです。


1,「アレフ洗脳被害者・相談救済窓口」の設置と「アレフ問題の告発と対策ブログ」の運営

   ひかりの輪では、『アレフ洗脳被害者・相談救済窓口』を設置し、「アレフ問題の告発と対策ブログ」を運営しています。

   そして、アレフによる「洗脳的布教・教化活動(アレフと隠した覆面ヨガ教室で人脈を作り、段階的に、オウム事件は何者かの陰謀と思わせ麻原崇拝へと導く手法)」の被害に遭われた方の、ご相談・脱会支援のお手伝いを、団体を挙げて行っています。

   私たちは、自分たち自身が、その洗脳教化から脱却した経験を活かして、これまでに約150名の方のアレフ脱会のお手伝いをしてきました。


(1)アレフはますます「麻原回帰」しています

   アレフは、麻原を絶対とし、ますます「麻原回帰」しています。

   オウム事件については、表向きは教団の関与を認めつつも、その裏側で、「事件は陰謀だ」とする布教をしています。具体的には、アレフを隠した覆面ヨガ教室を行い、その中で「事件は陰謀だ」と教えた上で、アレフに入会させています。

   オウム事件被害者に対する被害者賠償契約は履行せず、契約を結びなおすこともせず、第三者として寄付をするのみです(寄付ならば事件関与を認めたことにならず、教団防衛になるから)。

   現在、オウム真理教犯罪被害者支援機構から、賠償金の支払い(最高裁によってアレフの支払い義務が確定)と、オウム真理教の教材(著作権が支援機構にある)を無断で販売しないよう求められていますが、応じていません。

   その一方で、億単位の資産を貯え、都内に大型のビル物件を取得し、資金力も急増させています。アレフ信者が運営する覆面ヨガ教室の受講料は、実質的にアレフ信者の資金となっています。


(2)アレフの覆面ヨガ教室の被害者から、ご相談が増えています。

   アレフと隠した覆面ヨガ教室に入ってしまい、途中で疑問を感じた方のご相談者からの情報が寄せられています。情報によれば、アレフの素性を隠した人から、SNSや、書店の精神世界コーナー、スピリチュアルマーケットなどのイベントで、「ヨガ教室」の勧誘を受けたというケースが多く見られます。

   そのヨガ教室では、

   ①ヨガの体操だけでなく、チャクラとクンダリニー理論、輪廻転生、
      チベット仏教などの勉強会がある。
   ②世界の陰謀を紹介する数十時間のビデオプログラムがある。
   ③数ヶ月~1年ほどで、「第二段階」「上級の道場」を紹介され、
    「アレフ」と明かされる。

   主な場所は、以下です。

   北海道・札幌 /東京・西荻窪・中野
   大阪・今里/愛知・名古屋/石川県・金沢

   この過程でご相談いただければ、早めにその洗脳的教化から脱却可能ですので、少しでも怪しいと思ったら、ぜひご相談ください。

   「アレフ」と明かされた後の洗脳的教化の内容は、

   ① 一連の重大なオウム事件は、実はオウムが起こしたものではなく、
         オウムが起こしたと見せかける何者かによる陰謀である。

   ② 教祖・グル(導師のこと)である麻原彰晃は、絶対的な神のような存在である。

といったものです。

   これを信じて、入信してしまった人数が数百名出ています。そして、入信した後で脱会しようとすると、

   ③ アレフを脱会すれば、グルとの縁が傷つき、地獄などに落ちる。

と言われて、脱会を躊躇してしまうというケースが多々見られます。

   この件でお悩みの方、もしくは、そういった被害に遭われている方をどうにかしたいと思われている方、ぜひとも、お気軽にお問い合わせください。


(3)アレフに入信してしまった方へ

   現在、アレフの幹部から、オウムや麻原のことについての情報を得て、それを信じてしまった方にお伝えしたいことがあります。

   ひかりの輪の中には、オウムの幹部だった者が数名おります。中でも、上祐代表は、オウム真理教時代に、元教祖・麻原の有数の高弟だった者であることから、オウム事件や修行の裏表を、アレフの幹部よりも、知り尽くしています。

   そうして、知り尽くしていたからこそ、葛藤が生じ、ついには脱却を果たすことができたのです(※上祐史浩のオウム時代の総括文書はこちら)。まずは、現実・真実を知ることがとても大切なことであり、お伝えしたいと思っています。ぜひとも勇気を持ってお問い合わせをいただけるよう、心よりお待ちしています。

  また、「アレフから脱会したいのに、アレフの幹部らの威圧によって、それがしにくい」と感じられている方も、どうぞご連絡ください。スムーズに脱会することができる方法をお教えすることができます。

  これまでにも、脱会したいのに幹部の威圧によって、脱会できずにいた方々のお手伝いをしてきましたが、みなさん無事脱会できています。

  なお、ひかりの輪に入会しなければならないなどということは、全くありませんので、どうぞ安心してご連絡いただけたらと思います。


(4)アレフからの脱会等ができた人のケース

  以下は、アレフによる洗脳教化を受けた方たちが、当団体の支援によって、アレフから脱会したり、アレフへの入会を思いとどまったりしたケース等をご紹介します。

①Aさんのケース

  アレフに入会したものの、オウム事件を含めて教団に疑問を持ち、脱会したいと思った。しかし、その後長期にわたって、アレフ幹部に引き留められ、「脱会してグル(麻原)との縁を傷つけると地獄などに落ちる」などと脅された。ひかりの輪に連絡を取り、アレフの問題点を理解し、威圧にも屈しないようになり、脱会することができた。

②Bさんのケース

  アレフの信者と幹部に勧誘され、その中で「事件にはオウム(現アレフ)は関与していない。麻原は最終解脱者である」などと洗脳されて、入会することを決めた。その直後、ひかりの輪に連絡を取り、事件を含めたオウム・アレフの真実を知って、すんでのところで入会せずにすんだ。

③Cさんのケース

  アレフの信者だったが、おそらくはスパイと疑われたためか、セミナーに参加している中で、突然幹部に呼び出され、身体や物品を強制的に検査され、早朝にもかかわらず、追い出された。その後、ひかりの輪に連絡を取って、徐々にオウム・アレフの問題を理解する中で、脱会するに至った。

④Dさんのケース

  アレフの信者だったが、アレフからは「事件は陰謀である」とずっと聞かされ、疑問を持った。ひかりの輪と連絡を取り、指導員と話したり、その総括文書などを読んで、オウムに関して正しい情報を得て、教材を破棄して、脱会することができた。

⑤Eさんのケース

  現在もアレフの信者だが、事件を含め、オウムに疑問を持っている。ひかりの輪の指導員と連絡を取り、一般の施設で接触して、オウムに関して、より正しい知識を学んでいる。アレフの中では、新しい信者が事件を知って脱会するのを防ぐために、事件は陰謀であるという話をするなど、アレフ幹部が信者を洗脳しているのが心配という。

⑥Fさんのケース

  つい先日までアレフの信者だったが、脱会した。今は宗教から離れたいと思っているが、ひかりの輪には、アレフの中で洗脳されている人達を救ってほしいと思って、ひかりの輪の活動に期待するメールを送ってきている。

  少しでも、アレフに疑問を感じた方は、まずは取り急ぎのご連絡を、心よりお待ちしております。多くの方が、ちゃんと脱却できていますので、今、そうした苦しみの中にある方がいらっしゃいましたら、どうぞご連絡ください。何らかのお手伝いをさせていただけると思います。


2,オウム脱会支援・入会阻止の主な活動


  麻原を盲信したり、オウム事件を宗教的に肯定したりする「オウム信仰」から、一人でも多くの現アレフ信者・元オウム信者が脱却できるよう、「ひかりの輪」では、下記のようなさまざまな脱却のための支援活動を行っています。

  元オウム信者には、現アレフ信者だけでなく、脱会後、一人になってもオウム・麻原信仰から脱却できずに苦しむ「脱会信者」なども存在しています。その現状の一端は、書籍『オウムを生きて』(2010年3月発売:ひかりの輪が制作に一部協力)の、リアルなインタビューからもうかがい知ることができます。

  以下、現在までに行っている主な活動をご紹介します。

(1)サイトや出版を通じた呼びかけ

  新たに開設したサイト「オウムの教訓--オウム時代の反省・総括」「アレフ問題の告発と対策」や、負の教訓と、その抜け出し方を記した書籍『オウム事件 17年目の告白』(上祐史浩著・扶桑社)、『終わらないオウム』(上祐史浩ほか著・鹿砦社)、『危険な宗教の見分け方』(上祐史浩ほか著・ポプラ社)『二十歳からの20年間- "オウムの青春"という魔境を超えて』(宗形真紀子著・三五館)の出版などを通じて、オウム信仰の過ちとその脱却の必要性を、アレフ信者・元信者に広く呼びかけています。

  現に、それらを見た複数の信者・元信者から、感想や問い合わせが寄せられています。

  「事件のことをどう考えていいか迷っていたが、総括を見て納得できた」と述べ、オウム信仰から脱け出した元信者たちもいます。


(2)アレフ信者の脱会支援

  ひかりの輪の活動の一環として、アレフの信者を説得し、アレフからの脱会に導いています。説得の際には、当団体が作成したオウム総括資料などの当団体資料・教材を見せて、脱会へと導いています。


(3)主に若者を対象としたアレフの入会勧誘活動への対応(アレフへの入会阻止活動)

  アレフによる入会勧誘(麻原信仰への勧誘)の対象となっている若者が、当団体にコンタクトしてくる場合、アレフへの入会を防止すべく、麻原やオウム信仰の問題点を伝える等しています。この活動は、当団体にコンタクトしてくる人以外には実行不可能なため、限界がありますが、懸命な説得により、アレフへの入会を断念した実例があります。


(4)アレフ脱会信者(脱会したが信仰を脱けきれない者)の支援

  「アレフ組織からは脱会したものの、オウム信仰からは脱けきれない」という悩みを持つ者が多くいますが(これを当団体では「脱会信者」と呼びます)、彼らはその悩みをオウム経験者にしか相談できない場合が多々あります。
  社会に出て後は、元アレフ信者であることを隠して生活しているために、元オウム信者特有の悩みを、身近な人に相談できないのです。
  そこで、当団体では、こうした彼らの問い合せに、メールや面会によって対応し、麻原やオウム信仰の実態を伝えたり、脱却を可能にする心の持ち方を教えたりしています。


(5)オウム信仰の後遺症での心身症・うつ病に悩む者へのケア

  過去のオウム信仰の精神的な後遺症として、心身症・うつ病の傾向に悩む者の回復のため、生活支援・治療の支援を行っています。


※以上にご紹介したアレフ(オウム)脱会支援・入会阻止活動については、こちらの記事にも詳細を記していますので、ご覧ください。

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