オウムの清算
オウム真理教時代の清算についてのコーナーです

オウム事件関連

地下鉄サリン事件から31年目を迎えて
(2026年3月20日)

 本日(2026年3月20日)地下鉄サリン事件から31年目を迎えるに際して、同事件について以下にコメントさせていただくとともに、現在のアレフ(旧オウム真理教)の様々な違法行為の問題等について、情報提供をさせていただきます。


1,地下鉄サリン事件から31年目を迎えて

 ひかりの輪会員のうち事件当時オウム信者だった者たち一同は、事件で犠牲になられた14名の皆様のご冥福をお祈りするとともに、心身に傷を負われた多くの方々が1日も早く癒されるよう祈念し、当時のオウム教団に関わった者として、あらためて皆様に深くお詫び申し上げます。

 地下鉄サリン事件等の一連のオウム事件は、誇大妄想や被害妄想にとらわれるという人格障害者であった麻原が、自らが支配する国家の建設を妄想し、その実現を妨害しようとしているように見えた社会に対して引き起こした、決して許されるべきではない非道な犯罪でした。

  そして、その責任は、麻原のみならず、麻原に自らの欲望を投影して、麻原と同調した弟子達や、事件に関与しなかったとはいえ、そのような教団を支えた多くのオウム信者にも帰せられるべきだと考えています。

  ひかりの輪の中でも、かつてオウム信者であった者につきましては、深くその責任を感じ、償いのためにも、二度と同様の事件が起きないように反省・総括を深め、社会に教訓を残す活動に努めるとともに、被害者の皆様への賠償金のお支払いに努めてまいりましたが、今後も全力を挙げさせていただく所存です。

 一方、アレフは、いまだに事件を反省せず、下記「2」で記載の通り、被害者の方々への賠償金の支払いを拒否し続け、支払いを逃れるためと思われる公安調査庁への資産の不報告を続けたため、2023年の3月以来、再発防止処分が適用されています。そのため、アレフは、寄付の受領と一部施設の使用が禁止されるに至り、被害者賠償がますます停滞する状況となっています。

 これを受けて、当団体「ひかりの輪」は、賠償の停滞を少しでも和らげるために、2009年に被害者団体と締結した賠償契約の履行に関して、2023年の3月以降は、契約上の義務である年間の賠償額を上回る額をお支払いして、賠償金支払いを増額する努力を続けさせていただいております(具体的には、2014年から2023年2月までは毎月25万円のお支払いでしたが、2023年3月以降は毎月50万円に増額させていただいております)。

 また、当団体の創設メンバーは、18年前の2007年にアレフを脱会・独立して以来、アレフ信者の脱会支援を行ってまいりましたが、アレフの活動を大幅に規制する2023年来の再発防止処分の適用を受け、脱会支援活動をいっそう深めたいと考えております。

※参考資料(当団体ホームページより)

◎【動画】『ひかりの輪の実際―脱麻原・脱宗教の改革、アレフ問題解決努力、賠償の増額、識者評価』


2,アレフに今も続く違法行為・被害と麻原次男・家族による教団の裏支配の疑惑

 ――および行政の対応の不足の問題

 さらに、当団体としましては、過去の問題に限らず、今現在の問題としてアレフ(旧オウム)の重大な違法行為等の問題の解決が急務と考え、この機会に、参考情報を提供させていただきます。

(1)アレフは、オウム事件被害者への賠償契約を履行せず、賠償金の支払いを拒否した上に、国への資産の報告義務を果たさず(団体規制法違反の疑い)、資産を隠し、強制回収を妨げた疑い(強制執行妨害罪の疑い)があります。そのため、アレフは2023年3月から国・公安調査庁から寄付受領と施設の一部使用禁止の再発防止処分を受けたものの、賠償を履行する様子は引き続きなく、行政も刑事摘発などのより強力な対応をすることがないまま、事件被害者遺族は賠償未了のままに放置されています。

(2)正体を隠したヨーガ教室やサークルなどで、事件を知らない若い世代などに、「オウム事件はオウム以外の者による陰謀」という陰謀論や、「オウム事件は正しかった」という事件を肯定する主張を行い、麻原や麻原の次男を神格化する虚偽の主張をする等の詐欺的な勧誘を行って、若者等を入信させたり、地獄に落ちるなどと主張して脱会を妨害したりしています。そのため、新たな被害者が多数出ており、その中には出家する者とそれに悩む家族の被害も生じています。これに対して、行政(公安調査庁)は、未だにアレフの勧誘活動に関する情報発信にとどまり、団体規制法に基づいて可能である入会勧誘の禁止等の再発防止処分には踏み込まないまま、長年放置されてきました。

(3)麻原によって全ての弟子の上の権限を与えられた麻原の子女は、2000年のアレフ発足と共に発生した家族内の刑事事件を原因としてアレフに籍を置かず、2003年頃から麻原三女・妻を中心として教団運営に裏から関与し、教団を麻原絶対主義に回帰させました。その後、教団は賠償に消極的となり、上記の違法な入会勧誘と資金集めを行いましたが、2014年頃に麻原次男の教団復帰を巡って家族内に対立が生じ、三女(43歳)・次女(45歳)が裏関与から離脱し、代わりに麻原から2代目教祖の後継指名を受けた次男(32歳)が、今現在教団を裏支配していることが、近年脱会した幹部信者の証言によって、一昨年10月以降、発覚していきました(教団は次男の誕生日(3月11日)をその宗教名を冠した「アクショーブヤの日」として儀礼を行ってきましたが、アクショーブヤとは、麻原の殺人を肯定する危険な教えと同じ名称であります)。そして現在は、公安調査庁・公安審査委員会も、次男が役職員として教団に裏から関与してきたことを、認定しています。

(4)なお、アレフの問題と関連して、麻原の遺骨の問題に関しては、その所有権は次女にあるものの(最高裁で確定済)、国は公共の安全を害する危険性があるとして、次女への引き渡しを拒否していたところ、東京地方裁判所が、遺骨を次女に引き渡すよう国に命じる判決を言い渡しました(2024年3月13日)。さらに、東京高等裁判所も、同様の判決を言い渡しました(2026年2月5日)。それを不服とした国は最高裁に上告しましたが、国は「アレフや信者に渡って、利用されて重大な犯罪が生じる可能性が高まる」としており、地裁判決も「万が一、遺骨が他者に渡り、公共の安全が害された場合の影響は甚大で、(引き渡しを拒む)政策判断も理解できなくはない」としており、高裁判決も「後継団体の危険性はなお失われず、遺骨などの外部流出は公共の安全の重大な脅威になる恐れがある」と判示しています。

3,当団体からの提言

  そこで、当団体としましては、以下の通り提言させていただきます。

(1)アレフの違法な布教活動に対しては、公安調査庁が、団体規制法に基づいて入会勧誘を禁止する処分(同法8条2項4号)を行うこと(陰謀論を説いたり、事件を肯定したり、脱会妨害する等のアレフの行為は、同処分の理由になると解釈される)。
 →この件で、当団体はアレフに同処分を行うよう求めて公安調査庁に要望書を提出しています。

(2)アレフの賠償拒絶・資産隠しの問題に対しては、主に捜査当局が、アレフ教団上層部を強制執行妨害罪等の嫌疑に基づき刑事摘発する等の厳格な取り組みによって、2代目教祖問題も未然に防いで、万が一にも過去の二の舞とならぬようにすること。
 →この件で、当団体は、警察当局に対して、アレフを刑事告発しています。

(3)アレフの詐欺的な勧誘によって入会させられ、脱退を妨害され、寄付をさせられた信者を救済するための公的な相談窓口を設置すること(なお、旧統一教会の被害者については、すでに昨年3月、法テラス(日本司法支援センター)において、「特定被害者法律援助業務」が開始されています)。

(4)麻原の遺骨引き渡し問題については、次女や次女に近い三女らが、現在アレフを裏支配する次男に限らず、自らが教団裏支配していた期間も、教団が麻原絶対の路線に回帰し、反社会的で違法な活動(上記の賠償拒否・資産隠し・詐欺的勧誘、及び教団の裏支配自体が団体規制法違反の疑い)をなしたことの責任を自覚して反省し、次男の教団裏支配とその違法な反社会的な運営を告発し、2018年以来中止されたアレフの賠償の再開を促すべきだと思います。また、国や裁判所は、引き渡しが公共の安全を脅かす恐れに留意し、さらには国による散骨等の処分等がテロ団体やカルト宗教のリーダーの遺骨が崇拝対象として残らないようにする国際基準との見解を踏まえて対応するべきだと考えます。

※上記2と3の参考資料(当団体ホームページより)

◎「アレフに今も続く違法行為と麻原次男・家族の教団裏支配疑惑」
◎「旧統一教会を上回る、アレフ(旧オウム)の「正体隠し布教」の様々な違法性・悪質性」
◎アレフ教団を裏独裁支配する麻原次男問題の最新情報と、三女や妻らによる教団裏支配の経緯

4,報道各社様への要望

 最後に、報道各社様におかれましては、本件の報道に際しましては、くれぐれも、当団体「ひかりの輪」と、アレフ(Aleph)とを混同することのないよう、ご注意のほどお願い申し上げます。アレフはオウム真理教の後継団体であって、上記の通り、被害者賠償拒絶・資産隠しを行うとともに、正体隠しや陰謀論による詐欺的布教活動を行ってきた一方、当団体「ひかりの輪」は2007年の発足以来、オウム・アレフに一貫して反対し、アレフの違法不法な上記活動を厳しく糾弾し続けてきました。現に、2017年の東京地裁判決によって、当団体「ひかりの輪」とアレフとは、別の団体であると認められ、「ひかりの輪とアレフの性格は相当に異なるものとなっている」「ひかりの輪とアレフは対立関係にあると評価できる」と事実認定されています。

 にもかかわらず、昨年、一部のテレビ局が、アレフと当団体「ひかりの輪」を混同し、両団体とも正体隠しの詐欺的勧誘を行っているという誤報を流すという事態が生じました。当団体「ひかりの輪」は、アレフからの信者脱会支援を行っておりますが(これまでに200人以上を脱会させました)、万一にも両団体が同一団体であるかのような誤解が広がりますと、新規入会してしまったアレフ信者が当団体「ひかりの輪」に脱会相談をしにくくなるなど、オウム・アレフ問題の解決に支障が生じることとなってしまいます。以上の次第ですので、くれぐれも両団体を混同することのないよう重ねて要望申し上げます。

※参考資料(当団体ホームページより)

◎ひかりの輪とアレフの大きな違い
◎【動画7つ】ひかりの輪の実際/アレフの正体隠し布教・隠し,騙し,脅し等の違法性/公安調査庁の間違い

                      2026年3月20日 ひかりの輪

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