歌詞「虹の神」
作詞・作曲・編曲/観音楽(上祐・宗形・小林)
この歌は、神仏の現われとしての「虹」を歌ったものです。
上祐代表らが、6年前より、日本の自然・聖地巡礼を始め、そこで経験した多くの虹の体験が、オウム信仰からの脱却するにあたり、大きな手助けとなりました。
虹体験が、オウムを脱会し、ひかりの輪を創設するにいたった原点ともいえます。
その、さまざまな姿で現れる、印象的な虹のイメージが歌になりました。
(以下の説明文:上祐史浩)
1番
天空に 七重の虹
美しく 輝きあらわる
空が 青く澄み渡り
透けるように 輝いた時
時を超えた 法の輪の教え
天の現わす 如来の叡智
(1番の説明)
この歌詞は、多くの虹の体験の中でも最も印象深く、上祐代表らがひかりの輪を創設するにいたった原点ともいえる、草津郊外における七重の虹の体験をイメージしたものです。
太陽の周りの虹を、仏法の象徴である法輪の象徴と見ました。
2番
大地から 虹 立ち上る
鮮やかに 天へと昇る
龍の神も 現われ
不二の山も 遙かに超えて
光り輝く 虹の架け橋
天へ導く 覚醒の道
(2番の説明)
この歌詞は、七重の虹と並んで印象深い、富士山麓で見た、大地から立ち上る鮮やかな虹をイメージしたものです。
虹は、中国で龍神とも見なされます。
そして天と地を繋ぐものとして、人が天にいたる道とされ、仏教でいえば、解脱・覚醒の道とも解釈できます。
なお、「不二の山」は、富士山と共に、仏教・ヴェーダーンタなどの不二一元の思想を意味します。
3番
天空に 虹が現われ
存在の 真理を示す
虹の色は 限りなく
区別なき 世界を示す
天地のすべては 繋がり合って
虹色のように 現われ消える
(3番の説明)
虹の色は俗に七色といわれますが、実際には、各色間に境界はなく、無限の色が含まれ、それが一つに溶け合って現れて消えていきます。
この虹の色の性質を、仏教の縁起の法の世界を象徴するものととらえました。
この世界に存在するすべての事物は、バラバラのように見えても、実際には、他から独立したものは一つもなく、他者との間に完全な境界・区別はなく、相互に依存し合いながら、現れては消えていきます。
なお、虹は、さまざまなものが一つに溶け合っていることと同時に、すべてのものが、現れては消える無常なもの、実体がないものの象徴でもあります。
4番
太陽の 周りを囲む
虹の輪が 輝きあらわる
一つの光が 分かれ出て
無限の色に 輝き出す
如来の光 法輪の虹
ひかりの輪の 天空マンダラ
(4番の説明)
虹の色は、元は太陽の白色光から分かれ出たものです。
それは、宇宙のすべてが、ビッグバンの光から現れ出たのと似て、この世のすべてが一つの源から生じている、という一元の世界観を現しています。
太陽の光を「如来光」と考えて、それを取り巻く虹を仏法の象徴の「法輪」ととらえれば、太陽の周りの虹は、ひかりの輪の天空マンダラということができます。