関西聖地巡礼――日本を造った人々の聖地を巡る旅(3月24日(土)~25(日))と、 大阪での上祐代表講話会のお知らせ
変革の年、日本や世界が大きく変わる事始めの年という予感のする今年、ひかりの輪では、この日本において、従来の流れを大きく変え、新しい国を造った人々の聖地を巡礼することとなりました。ちょうど今年は、我が国最古の歴史書、日本の古代の国が出来ていった様子の記された「古事記」の完成からちょうど1300年目となります。
古事記編纂を命じ、中央集権国家を確立して日本の政治・宗教の基礎を盤石にした天武天皇、初代・神武天皇(または実質的に初代天皇といわれる第10代崇神天皇)、古事記に描かれた数々の歴史の舞台、十七条憲法を制定した聖徳太子など、古代日本・倭国→和国の建設に至るテーマで、春うららかな、花々の芽吹く時期に巡る巡礼となります。
また24日(土)の夜には、大阪支部教室において、上祐代表の講話会を開催致します。
●関西聖地巡礼 3月24日(土)・25(日)朝から夕方まで →一泊二日での参加、一日だけの部分参加あり。
以下は、巡礼予定の聖地のご紹介です。
■吉野・天河
◎天河大辨財天社
水の神・辨財天を祀る。社殿によれば、戦勝祈願した天武天皇が感謝の印として創建。それに先立ち、この地で初代・神武天皇が「ヒノモト」(日本)という言葉を天から賜ったとの言い伝えもある。
2011年9月の台風12号と15号の、河川の氾濫と土砂崩れにより、社を始め坪内地区は甚大な被害を受け、復興には相当年数かかる状況にある。
http://www.tenkawa-jinja.or.jp/top/index.html
◎ 金(きん)峯(ぷ)山寺(せんじ): 役行者が感得し刻んだ金剛蔵王権現を祀る大峰修験の総本山。
◎桜本坊: 天武天皇が、壬申の乱に勝利し、帝位に就くことを予兆した桜の木の
もとに建てた寺院。
http://www.sakuramotobou.or.jp/
◎ 丹生川上(にゅうかわかみ)神社・中社: 神武天皇が、天神の教示で天神地祇をまつり、戦勝を占った聖地とされ、その地に、天武天皇が創建した神社とされる。水の神(罔象女神・みづはのめのかみ)を祀る。
http://www.niukawakami-jinja.jp/index.html
◎ 丹生川上神社・下社: 水の神(くらおかみのかみ)を祀る。古来、朝廷・幕府から厚い崇敬を受ける。同じく天武天皇の御代に創建(と伝えられてきた)。
http://www.genbu.net/data/yamato/nyusimo_title.htm
◎吉野宮(宮瀧遺跡)
天武天皇(当初・大海人皇子)は、壬申の乱で挙兵するまでの8ヶ月余りを吉野宮で過ごしたと考えられている。その母の斉明(皇極)天皇が造営したとされる。(現在は石碑が残るのみ)
http://www1.kcn.ne.jp/~watblue7/tenpyo/shiseki/miyataki.html
■飛鳥・橿原
◎天武・持統天皇陵
天武天皇とその后でもあった持統天皇の陵墓。
http://inoues.net/tenno/tenmujitou.html
◎橿原(かしはら)神宮・神武天皇陵
樫原神宮は初代・神武天皇を祀る。神武天皇は九州の高千穂を進発して大和に至り、この橿原で即位して初代天皇になったと古事記は伝える(その即位の日が2月11日=建国記念日)。
http://inoues.net/tenno/kashijinguu.html
■山の辺の道(奈良・天理→三輪)
山(やま)の辺(べ)の道(みち)は、史実に現れる我が国最古の道(古代の幹線道路)である。三輪山を中心とした山々の麓に続く道であり、その風景はじつにゆったりとしてうるわしく、日本の原風景の懐かしさにあふれている。
沿道には古事記ゆかりの神社・古墳・古代遺跡等が多々存在し、邪馬台国・卑弥呼の都とも推定され大和王権の発祥地とされる纒(まき)向(むく)遺跡一帯も通過し、まるで時代がいつなのかわからなくなるような雰囲気がある。
石上神宮から大神(おおみわ)神社まで(天理から三輪まで)の十数キロを長い時間をかけて(休憩適宜あり)歩く。
巡礼の時期は、春うららかな中、芽吹く色とりどりの花々を楽しめる時期。
◎ 石上(いそのかみ)神宮(=出発地点):神武天皇の東征の際に威力を発揮した霊剣を祀る。『日本書紀』に記された神宮は、伊勢神宮と石上神宮だけであり、その記述によれば、日本最古設立の神宮となる。
◎「夜都伎(やとぎ)神社
御祭神は、タケミカヅチ等で、俗に春日神社と呼ばれる。
◎衾田陵(ふすまだりょう)
継体天皇の皇后で、手白香皇女の墓といわれる。見晴らしがよい。
http://mahorobanomori.web.fc2.com/tenno-fusumaryo.html
◎ 黒塚古墳:中国から卑弥呼に贈られたとの説もある銅鏡が33枚も発掘された古墳。卑弥呼とのつながりが近年注目された。発掘状況がリアルに再現された博物館あり。
◎ 祟神天皇陵: 第10代崇神天皇の陵墓。崇神天皇は、実在した最初の天皇との説が強い。三輪山の祭祀を行い、纒向一帯を本拠地として大和王権の基礎を築いた。
◎ 景行天皇陵: 第12代景行天皇の陵墓。日本武尊(やまとたけるのみこと)の父に当たる。
http://goryo12.web.infoseek.co.jp/yw-10.html
◎ 大兵(だいひょう)主(ず)神社: 崇神天皇の頃創建され高い格式を持ってきた神社。この神社に至る道からの見晴らしが良く、纒向遺跡一帯が見渡せる。
http://www.genbu.net/data/yamato/hyousu_title.htm
◎桧原(ひばら)神社
天照大神が伊勢神宮で祀られる前、一番最初にお祀りされた場所。
◎大神(おおみわ)神社(=終点)
三輪山をご神体とする古代の形式そのものの社で、大物主神をお祀りする。山中は多くの禁足地となっている磐座(古代祭祀の場)が残されている。第10代崇神天皇が祭祀を行った。初代神武天皇は大物主神の娘を后に迎えたとされる。
■大阪
◎ 叡福寺: 聖徳太子の陵墓と、それを守る寺院。
聖徳太子がこの地に廟を造ることに決め、620年に墓所を造営したといわれている。後に聖武天皇が叡福時を創建。聖徳太子を慕って、親鸞もここを訪れた。
http://www.y-morimoto.com/s_saigoku/s_saigokuK3.html
◎ 四天王寺: 聖徳太子建立の我が国初の官寺。聖徳太子信仰のメッカ。ひかりの輪の大阪支部教室のごく近く。その発祥となった元四天王寺は、さらに教室から近く、徒歩10分ほど。