8月3日(土)・ 4日(日) 山岳修行者が集った東京奥多摩の聖地「日原鍾乳洞」を巡る
8月3日(土)と4日(日) 、かつて山岳修行者が集った東京・奥多摩の聖地「日原(にっぱら)鍾乳洞」と、その周辺の聖地・自然を巡りますので、お知らせいたします。
●一石山(いっせきさん)神社
今回の主な目的地である日原鍾乳洞と、道路を挟んで向かいあう形で鎮座しているのが一石山神社です。もともとは、鍾乳洞に対する拝殿の性格を持つものであったとされています。
社伝によれば、草創は、奈良時代・文武天皇の御代の役行者によるものとされており、その後、弘法大師も中興に関係したとされています。
古くから一石山大権現と称し、山岳修験者の祈祷の場として広く各地に知られ、対岸の鍾乳洞を御神体としてきました。
隆盛を極めたものの、戦国時代の戦乱で荒廃、その後、山形の羽黒山(ひかりの輪でも毎年修験道修行を行っている聖地です)から仏像等を譲り受けて、再びを栄えました。
江戸時代には、上野の東叡山寛永寺の所属になりましたが、明治時代の神仏分離によって、一石山神社と名を改め、現在に至っています。
神社の周囲は、石灰岩の奇岩が立ち並んでいて、そのスケールは圧巻です。
●日原(にっぱら)鍾乳洞
総延長1270m、高低差134mの鍾乳洞です。
東京都指定天然記念物で、規模は関東地方で最大級です。また日本有数の大規模な鍾乳洞でもあります。
かつては山岳信仰で栄え、その名残を洞内に多くとどめています。
前記の通り、かつては「一石山大権現」という神格を与えられ、また「大日の浄土」としても信仰され、鎌倉時代からは修験道の聖地となっていました。
鍾乳洞の洞穴そのものを堂宇とし、入洞することを「参詣」と呼んでいました。さらには、鍾乳石や石筍、石柱を諸仏に見立て、参詣者は勤行を行い、小銭を供えながら洞内に進んでいました(実際に大量の古銭が発見されています)。
そのような宗教的雰囲気は、洞内の各所に付けられた宗教的な呼び名からもうかがえます。
現在の天皇陛下と秋篠宮皇嗣殿下が、昭和時代にご来訪になったことを示す石碑もあります。
●森林館
日原鍾乳洞が位置する奥多摩は、広大な森林地帯であり、全国でもまれにみる多くの巨樹が、数百年あるいは千年以上も前から生き続けてきました。
巨樹とは、地上1.3mの幹の周囲が3m以上のものとされており、奥多摩町は、その数が日本でも1~2位を争うほど、巨樹が多い町です。
日本で唯一の巨樹の情報センターとされる森林館(上の写真の中央左側の大きな建物)では、森林や巨樹に神を見る日本の宗教文化などについて学ぶことができます。
東京奥地の悠久の過去からの自然聖地を皆様とご一緒できることを楽しみにしております。
●ご参加の詳細
■実施日と行程
・2024年8月3日(土)・と4日(日)〈両日とも同じ内容です〉
・JR青梅線「奥多摩駅」に集合、同駅で解散。
※訪問先が、天候その他の事情によって、一部変更になる場合がありますので、ご了承ください。
※参加希望者が一定人数未満の場合は、開催を中止する場合があります。
■参加料金 10000円
※参加料金は諸事情により変動する場合があります。
※参加料金は、学習指導代を含みます。食事代・交通費は含まれません。
※心身障碍者・経済上の理由等がおありの方には、別コースや割引料金の用意がありますので、ご相談ください。
■キャンセル代
1.7日前~3日前までのキャンセルは、参加料金の50パーセント
2.2日前から当日のキャンセルは、参加料金の100パーセントとなります。
■当日ご自身でお支払いいただく費用
以下の費用は、上記参加料金とは別に、当日参加者ご自身で各事業者に直接お支払いいただきます。
・日原鍾乳洞と森林館の入場料(計1000円)
・奥多摩駅と日原地区の往復バス代(1060円)
■ご注意
1.あらゆる関連法規を順守して行いますのでご協力ください。
ひかりの輪は、聖地巡りの実施形態に関連する法令の解釈について、関係官庁の指導に基づき、適法に聖地巡りを実行いたします。 つきましては、当団体が、参加者の方のために、外部の宿泊施設や運送会社を手配するいわゆる旅行業務を行ったり、車両による有償の運送を行ったりすることはなく、ボランティアの方や参加される皆様のご協力をいただく等しておりますので、何とぞご理解とご協力のほどお願い申し上げます。
2、一般の方も参加できますが、目的にご注意ください。
ひかりの輪の聖地めぐりは、会員ではなく、一般の方も参加できますが、単純に神社仏閣等などを参拝する旅行ではなく、ひかりの輪の思想に関連付けながら、様々な学習をすることが目的ですので、一般の旅行業者と同じような目的でのご利用はお控えください。
3.ご参加をお断りする場合
ひかりの輪のイベントの目的は、その思想と実践の学習、ないしは、学習に関心がある方に実際に体験する機会を提供することなどです。 よって、参加の目的が、例えば、元オウム信者をネット等で話題にして楽しむこと(いわゆる「オウマー」と呼ばれる活動)や、特定会員への妄想的な恋愛感情等によるもの(時としてストーカー行為に発展する恐れがある「追っかけ」などを含む)と判断される場合や、活動の妨害・他の参加者の迷惑になる言動(飲酒状態や攻撃的言動)がある場合には、参加をお断りする場合があります。
なお、過去のオウムに関する清算や、現団体の社会的事柄への取材やご批判は、団体のイベントではなく、広報部の方で承りますので、ご了解ください。
※本行事の予定は、変更になる可能性がありますので(天候等の諸条件や一定数の参加者が集まらない場合などの中止や時間変更など)、参加ご希望の場合は、必ず事前に下記ご連絡先までご確認をお願い申し上げます。
■お申込み・お問い合わせ先
●東京本部教室(関東・甲信越):細川美香
担当者携帯電話:080-2273-3588
メールアドレス:tokyo@hikarinowa.net