2019年11月2日(土)~4日(月)「古事記」ゆかりの伊勢・熱田・富士方面を巡る旅――新天皇即位・令和改元で振り返る「大和の国」のこころ
今上天皇は、日本神話の上では、太陽神・天照大神から五代目にあたる「初代・神武天皇」から数えて第126代の天皇とされます。
天皇家は、世界に現存する王室の中では、少なくとも1千数百年以上にわたって継続してきた世界最古の歴史を有していますが、歴代の天皇は、一貫して神道の祭祀王としての務めを果たしてきました。
この10月22日には、今上天皇の即位礼が行われ、続く11月14日には、新天皇即位後初の新嘗祭(収穫を神に感謝する祭)であるところの大嘗祭が執り行われます。
この節目の時期に、日本の起源や成り立ちと不可分の存在ともいえる神道の歴史を振り返り、「古事記」ゆかりの聖地を巡りながら、「大和」=大いなる和の国のこころ(精神性)を探る旅をしたいと思います。
●伊勢神宮
歴代天皇に伝わる皇位の証である「三種の神器」の一つが、八咫鏡(やたのかがみ)です。その鏡をご神体として、天皇家の祖神とされる天照大神をお祀りするのが、伊勢神宮(三重県伊勢市)です。
全国の神社の中心的存在です。
もともと皇居において奉斎されていた鏡が、第11代垂仁天皇の世に、この地に祀られたことに起源を発しています。
伊勢神宮は、天照大神をお祀りする内宮(ないくう)と、豊受大神(とようけのおおかみ)をお祀りする外宮(げくう)を中心として、数多くの別宮や摂社などで構成されていますが、今回は、内宮と外宮と代表的な別宮を参拝します。
(↑伊勢神宮の内宮)
(↑伊勢神宮の外宮)
●熱田神宮
歴代天皇に伝わる皇位の証である「三種の神器」の一つが、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)です(またの名を草薙剣(くさなぎのつるぎ))。その剣をご神体としてお祀りしているのが熱田神宮(愛知県名古屋市)です。
ご祭神の熱田大神は、この剣を御霊代(みたましろ)・御神体とする天照大神とされています。
●富士山(御中道)
次に、日本の象徴ともいえる富士山を訪れます。
富士山は、それ自体がご神体とされており、また富士山八合目以上の広大なエリアは、古事記に記された木花之佐久夜毘売(このはなさくやびめ)をお祀りする富士山本宮浅間大社の境内とされています。
今回は、五合目(山梨県側)まで車で登り、五合目付近で富士山を一周するように設けられた御中道(おちゅうどう)の一部を歩きます(下の写真)。
天候によっては、神秘的な雲海を眼下に望むことができ、心が広大に広がっていくのを感じることができます。
●富士山(宝永火口)
富士山では、上記の御中道とは反対側(静岡県側)にある宝永火口にも行きます。
下の写真の富士山の山体の真ん中あたりで大きく窪んでいる所が宝永火口です。
宝永火口には、富士宮口の五合目からスタートして六合目まで登り、そこからほぼアップダウンのない道を進んでいきます。壮大な富士山麓を見下ろすことができます。
下の写真のうち真ん中の平たい部分が、宝永火口の底部です。そこまで歩いていくことができます。
●富士山麓の神社
富士山では、山麓に点在する歴史ある神社の数々を参拝します。
(1) 富士山本宮浅間大社
富士山を浅間大神としてお祀りしている、全国に約1300社ある浅間神社の総本社です。
9世紀頃から信仰を集め、特に徳川家康の保護を受けて現在の社殿が造営されました。富士山の八合目以上をご神体として管理しています。
「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されています。
社屋はあでやかさがあり、富士山の伏流水が湧き出る「湧玉池」(かつて富士登山者が水垢離をした)は、水の清らかさと清々しさが素晴らしいものです。
(2)河口浅間神社
富士山が歴史的な大噴火を起こし甚大な被害を与えた864(貞観6)年の翌年、富士山の北麓では最初に建立された神社です。見たことがない程の見事な杉の巨木が立ち並ぶ参道に足を踏み入れると、その威厳に圧倒されます。天を突くように伸びる七本の大木は、どれも40mを超え巨大な根回りは30mあります。
長年の祈り・信仰の強さと、この土地のパワーが感じられ、近くの川からの水流とともに、周囲の空間はとてもすがすがしく、素晴らしいエネルギーで、心身が浄化される場所です。
(3)北口本宮浅間神社
富士山の北東に位置する社で、吉田口の登山口にもなっています。上記の「富士山本宮浅間大社」は山の南西、表富士を望む「陽」の地に。この北口本宮富士浅間神社が対角線上の北東に位置し、「陰」の地に建てられています。
その霊気・精気が満ち満ちている感じがする場所で、参道を歩くと身心がリフレッシュされていきます。ご神木の大きさにも圧倒されます。
時代の節目となるこの時期に、皆様と意義深い巡礼ができることを楽しみにしております。
どなたでもご参加になれますので、ご希望の方は、下記のお問い合わせ先までご連絡下さい。
■日程
2019年11月2日(土)~4日(日)
■参加料金(東京からご参加の場合)
・1日(日帰り):2日・3日・4日のいずれも、14000円
・1泊2日:2~3日、3~4日のいずれも、28000円
・2泊3日:2~4日で、39000円
※参加料金は、学習指導代に加え・参拝代・必要に応じてかけることがある旅行保険代を含みます(宿泊代、温泉代は、当日参加者ご自身から直接当該業者にお支払いいただきます)。
※大阪など、東京とは別の地区からご参加の方は、引率・指導の時間が異なるため、料金が異なりますので、別途下記担当者までお問い合わせをお願いします。
※日帰り、1泊2日で参加をご希望される場合、参加人数によっては、団体車両ではなく自力で現地まで来ていただくこともありますので、お問い合わせください。
※心身障碍者・経済上の理由等がおありの方には、別コースや割引料金の用意がありますので、ご相談ください。
■キャンセル代
1.7日前~3日前までのキャンセルは、参加料金の50パーセント
2.3日前から当日のキャンセルは、参加料金の100パーセントとなります。
■当日ご自身でお支払いいただく費用
下記の宿泊代・温泉代は、当日ご自身で各業者に直接お支払いいただきます。
1.宿泊費
(1)下記の宿泊地に宿泊します。宿泊の手続きは、当日ご自身でしていただきます。
1日目:名古屋方面の宿舎:4~5000円前後
2日目:山梨県方面の富士山麓の宿舎:4~5000円前後
(2)上記とは別の宿泊施設(ホテル・民宿)をご自身で手配していただくことは、プログラムへの参加に支障がない限り差し支えありませんが、その場合でも参加料金は同じとなります。
2.温泉代
温泉入浴を希望される方とされない方がいらっしゃいますので、参加料金には含まれませんのでご注意下さい。有料の温泉は、1ヵ所500~800円程度です。
■参加者の無償奉仕による運送のお知らせ
1.出発時に各教室に集合する方は、他の参加者が運転する車両に同乗することができます。
2.これは、参加者の無償の奉仕であり、団体による運送サービスではありません。
3.これを利用されず、マイカーでのご参加も可能ですが、参加料金は減額されません。
出発する教室によって料金が異なる場合は、運送料ではなく、引率・指導の経費のためです。
4.現地に集合した後の利用も可能ですが、人数に限りがあり、事前にお申し込みください。
■ご注意
1.あらゆる関連法規を順守して行います(関連法令の解釈は関係官庁の指導に基づきます)。
当団体は、宿泊施設や運送会社を手配する旅行業務や、車両による有償の運送業務は行ないません。運転は個々の参加者の奉仕活動であり、経費も個人の寄付で賄われています。そのため、一部ボランティアの方のご協力をいただきますので、ご了解下さい。
2.参加者の皆さんの安全の確保に最善を尽くします。
奉仕活動の運転の安全確保のため、車両点検・健康管理・法令順守等の確認を行いますので、スタッフにご協力ください。また、事故・怪我・疾患に関しても、スタッフが予防努力を行うと共に、旅行保険に加入しますので、ご協力ください(費用は参加料金に含まれていますが、直前のお申し込みの場合は加入が間に合いませんので、ご了解ください)。
3.一般の方も参加できますが、目的にご注意ください。
ひかりの輪の聖地めぐりは、会員ではなく、一般の方も参加できますが、単純に神社仏閣等などを参拝する旅行ではなく、ひかりの輪の思想に関連付けながら、様々な学習をすることが目的ですので、一般の旅行業者と同じような目的でのご利用はお控えください。
■お問い合わせ先
●東京本部教室(関東・甲信越)担当:細川美香
担当者携帯電話:080-2273-3588
メールアドレス:tokyo@hikarinowa.net
●名古屋支部教室担当:山口雅彦
住所:愛知県豊明市栄町上姥子6-139
担当者携帯電話:090-6852-4929
メールアドレス:nagoya@hikarinowa.net
●大阪支部教室(関西・中国地区)担当:田渕智子、山口雅彦
担当者携帯電話:080-2513-6017(田渕)、090-6852-4929(山口)
メールアドレス:osaka@hikarinowa.net