聖地めぐり
ひかりの輪で行っている日本の聖地めぐりのご案内です。

2023年の聖地巡り

7月3日(月) 京都の浄土信仰の聖地を巡る

 7月3日(月)、ひかりの輪では、京都の浄土信仰の寺院を巡る聖地巡りを行いますので、お知らせします。

 浄土信仰は、万人が等しく救われるという慈悲の精神によって展開され、万人を等しく救ってくださるという阿弥陀仏への感謝と報恩の念仏として広がっていきました。

 日本の浄土信仰を初めて本格的に展開した法然の浄土宗は、来年(2024年)で開宗から850年の節目を迎えます。

 また、法然の弟子で、浄土真宗の開祖となった親鸞は、今年(2023年)で、生誕から850年の節目を迎えます。

 この節目に、皆さんと浄土信仰の聖地を巡り、その精神を学びたいと思います。

●知恩院

 京都市東山区にある寺院で、浄土宗総本山です。

chion01.jpg 浄土宗の開祖・法然(1133-1212年)は、9歳の頃、目前で父を殺され、その敵討ちを誓おうとします。しかし、「敵を恨むな。敵討ちをすればその子がまたお前を恨み、恨みが尽きることはない。出家して私の菩提を弔い、まことの道を歩め」との父の遺言に従い、敵討ちを断念し、出家します。

chion02.jpg 以後、比叡山での約30年間の修学ののち、43歳の時、山を下りて東山吉水の地に庵を結び、「阿弥陀仏の名を称する念仏(称名念仏)によって誰もが平等に救われる」という浄土宗の教えを説き、篤い信仰を集めました。その後、浄土宗の勢いを敵視した旧来仏教勢力の弾圧を受け、地方に流されますが、許され、また東山吉水に戻って入寂しました(法然は教えの革新性ゆえに、生前から組織的な迫害を受けた日本で最初の宗教家とされる)。

chion03.jpg 以上のことから、法然は、①親の敵への恨みを捨てた許し=「和の聖人」であり、②一般大衆は仏教の救済の蚊帳の外に置かれていた時代に、比叡山を下り、悪人を含め万人が念仏で救われると説いて、大衆を広く救おうとした意味で、輪と和の思想の中核にある万人平等主義の「輪の聖人」といえます。法然の慈悲が鎌倉新仏教という革新の扉を開いたのです。

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◆永観堂(禅林寺)

 浄土宗西山禅林寺派総本山の寺院です。
 本尊は阿弥陀如来。開基(創立者)は、空海の高弟の真紹僧都ですが、禅林寺12世の僧都・静遍が法然に帰依し、浄土宗に変わりました。

eikando01.jpg 「もみじの永観堂」で知られ、古くから学問(論義)が盛んです。
 本尊・阿弥陀如来立像は、みかえり阿弥陀さまとして有名です。

eikando02.jpg 1082年禅林寺で修行をしていた永観が日課の念仏を唱え、阿弥陀如来の回りを行道していたところ、阿弥陀如来が須弥壇から下り、永観と一緒に行道を始め、驚いた永観が歩みを止めると、阿弥陀如来は振り返って「永観おそし」と声をかけたそうです。

 それ以来、阿弥陀如来の首の向きは元に戻らず、現在も見返った姿のまま安置されているというめずらしい仏像です。

eikando03.jpg この阿弥陀像から強い慈悲を波動を感じるという人は多くいます。
 永観堂は自然が美しく、庭園もすばらしいので、心が安らぎ、癒されます。


●東本願寺(真宗本廟)

 浄土真宗の大谷派の本山で、本尊は阿弥陀如来です。親鸞の血統を保つ巨刹です(世界最大級の木造建築とされる御影堂がある)。

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●西本願寺

 浄土真宗の本願寺派の本山で、本尊は同じく阿弥陀如来です。複数の建築物が国宝に指定されています。

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◆日程

 2023年7月3日(月)

◆参加費:12000円

※参加料金は、諸事情・状況により多少変更する場合がございます。

※上記の参加費には、拝観料は含まれません。拝観料が必要な場合は、参加者の方から直接、現地の業者及び施設にお支払いいただくことになります。

◆キャンセル代

1.7日前~3日前までのキャンセルは、参加料金の50パーセント
2.3日前から当日のキャンセルは、参加料金の100パーセント

◆ご注意

1.あらゆる関連法規を順守して行いますのでご協力ください。

 ひかりの輪は、聖地巡りの実施形態に関連する法令の解釈について、関係官庁の指導に基づき、適法に聖地巡りを実行いたします。
 つきましては、当団体が、参加者の方のために、外部の宿泊施設や運送会社を手配するいわゆる旅行業務を行ったり、車両による有償の運送を行ったりすることはなく、ボランティアの方や参加される皆様のご協力をいただく等しておりますので、何とぞご理解とご協力のほどお願い申し上げます。

2、一般の方も参加できますが、目的にご注意ください。

 ひかりの輪の聖地めぐりは、会員ではなく、一般の方も参加できますが、単純に神社仏閣等などを参拝する旅行ではなく、ひかりの輪の思想に関連付けながら、様々な学習をすることが目的ですので、一般の旅行業者と同じような目的でのご利用はお控えください。

3.ご参加をお断りする場合

 ひかりの輪のイベントの目的は、その思想と実践の学習、ないしは、学習に関心がある方に実際に体験する機会を提供することなどです。
 よって、参加の目的が、例えば、元オウム信者をネット等で話題にして楽しむこと(いわゆる「オウマー」と呼ばれる活動)や、特定会員への妄想的な恋愛感情等によるもの(時としてストーカー行為に発展する恐れがある「追っかけ」などを含む)と判断される場合や、活動の妨害・他の参加者の迷惑になる言動(飲酒状態や攻撃的言動)がある場合には、参加をお断りする場合があります。
 なお、過去のオウムに関する清算や、現団体の社会的事柄への取材やご批判は、団体のイベントではなく、広報部の方で承りますので、ご了解ください。

※本聖地巡りの予定は、変更になる可能性がありますので(天候等の諸条件や一定数の参加者が集まらない場合などの中止や時間変更など)、参加ご希望の場合は、必ず事前に下記ご連絡先までご確認をお願い申し上げます。
※参加希望者が一定数以上の場合は、上祐代表も参加する予定です。
 
■お問い合わせ先

●大阪支部教室
担当:山口雅彦
携帯電話:090-6852-4929
メールアドレス:nagoya@hikarinowa.net

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