2018年1月3日 茨城三大聖地巡り 鹿島神宮・大洗磯前神社・御岩神社 聖地・自然巡りのご案内
新年を迎えた2018年1月3日、ひかりの輪では、海・山など茨城県の聖地自然巡りを行います。日帰りで早朝から出発しての巡礼となります。
◆御岩神社
常陸の国最古の霊山と言われている御岩山の麓にあり,古代信仰や神仏習合色を色濃く遺しており、近年は国内有数のパワースポットとして注目を集めています。
御岩神社は、御岩山(かびれさん)という山の中腹にあり、御岩山全体がご神域となっています。境内には3つの神社があり、御岩山全体で188柱もの神々が祀られています。
徳川光圀や水戸光圀も参拝したと言われており、御岩神社へお参りするだけで、日本の神様のほぼ全てにお参りができるとも言われています。
ご祭神は、国常立尊(クニトコタチノ尊)・立速日男命(タチハヤヒヲノ命)をはじめ、御岩山全体で188柱もの神々が宿るとされています。
この国常立尊は、日本書紀では始源神(最初に現れた神)とされ、地球の主宰神ともされる神様です。
陽気のみを受けて生まれた神で、全く陰気を受けない厳格で純粋な男性神「純男」とされます。
御岩神社は、この国常立尊の「厳格・純粋」のパワーと、霊山・御岩山の強い生気パワーにあふれた、生気と直観力・霊性アップのパワースポットです。
創建の時期は不明ですが、天地開くるときよりこの霊山に鎮まる・・・とあります。
古事記日本書紀と並ぶ最古の地誌「常陸國風土記」には、太古よりこのかびれの宮に天津神鎮まると記されています。
常陸久慈群総社ともいえる薩都神社(里野宮)の本宮とし、常陸二十八社の一つとされています。
かつては、霊山はかびれ山、葦原山、天香具山と呼ばれ、神々が棲む神域として崇められてきました。
山頂に奇岩怪岩がそびえたつ異観は、神が依代として降臨する磐座進行としての佇まいに見えます。山中には、縄文晩期そのほかの祭祀遺跡が発掘されており、古代より信仰の霊地でした。中世には、山岳信仰と神仏習合の霊場として、江戸時代には、水戸藩の出羽三山として参詣されました。境内の遺跡、祭りの内容は独自の信仰を伝えています。
御祭神
・天照大神(アマテラスオオミカミ)
・大国主命(オオクニヌシノミコト)
・国常立尊(クニトコタチノミコト)
・邇邇藝命(ニニギノミコト)
・立速日男命(タチハヤヒヲノミコト)
・天御中主神(アメノミナカヌシノカミ)
・高皇産霊神(タカムスビノカミ)
・神皇産霊神(カミムスビノカミ) ...など188柱
◆御岩山の三本杉
この三本杉は、御岩山中に祭られている多くの神々の御神木として、昔から大切に保護されてきました。
根回り周囲、十・四メートル 目通り幹周り八・四メートル 樹高は約六十一・三メートルあり樹齢推定約五百年以上といわれております。
◆鹿島神宮
1月3日、最初に訪れるのは、常陸国一宮である鹿島神宮(茨城県鹿嶋市宮中)の参拝です。古代において「神宮」と公認されていたのは、伊勢神宮を除けば、鹿島と香取だけだったことから、相当の高い権威が認められていたことがうかがえます。
この鹿島神宮の御祭神である建御雷神(タケミカヅチノカミ)は、高天の原の天照大神により地上にあるこの国を治めるために遣わされ、はじめて国を譲らせることに成功した、大変力の強い神であると『古事記』に伝えられています。
地上に降りてきた建御雷神は、大洗磯前神社の磯に出現されたという出雲の国を治めていた大己貴命と交渉し、その過程で、国を譲ることに異を唱えた大己貴命の息子である建御名方神(タケミナカタノカミ)との戦いで勝利を治めました。
そして、諏訪まで追われて負けた建御名方神は、諏訪大社に祀られることとなり、建御雷神はその他の地を治めた後、鹿島神宮に鎮座したと伝わります。
◆水の神としてのタケミカヅチノカミ
参道を進み、奥へと入っていくと、御手洗池という清らかな水の湧く、神秘的な雰囲気の池があります。
この池は、古来より、大人でも子供でも入ったら水面が胸の辺りにくる、という不思議な言い伝えがあります。干ばつにも涸れたことのない霊泉であると言い伝えられ、毎年1月の寒い時期に、この池で、大寒禊が行われています。この池は、この地方では、飲用できる水の湧く唯一の場所であり、このあたり一帯は利根川や霞ヶ浦、鹿島灘など水に恵まれた水郷でもあるので、この鹿島信仰の根底には、水の神の信仰があるのでしょう。
◆奥社の要石
ここには「要石」という石が祀られています。この石は本来、神が降臨する磐座だったと考えられ、また、この石が地震を起こす鯰の頭を押さえているといわれています。鹿島の神は、地震の神でもあります。
参道の辻には、鯰を押さえた建御雷神のお姿が掘られた大きな石碑があります。
◆蛇神の本質を内在させながら、雷神として知られてきた
建御雷神は、その名にある通り「雷」の神として知られていますが、その本質が蛇の神であるという、たいへん興味深い記述を目にしました。
タケミカヅチノカミの、タケは美称、ミカヅチは「甕ツ蛇(ミカツチ)」と読むことができる。
『常陸国風土記』に、ヌカヒメという蛇巫(へびふ)(神である蛇を祀り、神託を受ける者)が、神蛇を甕(かめ)の中で飼養していたことを示す伝承がある。それならば蛇は、甕の主ということになる。日本人の常として、容器はその内容物を象徴するから、この場合も蛇を飼養していた容器まで神聖視され、祭祀の対象となっている。
この神蛇は後に雷神となる経緯が、『雄略紀』にある。三輪山の神蛇が見たくて、一度はこれを捕らえさせてみたものの、その眼光に恐れをなした天皇は、蛇を再び山に放ち、これに「雷」の名を賜った、という話である。
しかし、まぶたがなくまばたきをしない蛇の目は、光の源泉としてとらえられ、蛇と雷は非常に古い時代から日本人によって集合されていたと思われる。(『吉野裕子全集 第5巻』人文書院 より)
◆大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)
この神社では、日本の国づくりをした神である大己貴命(オオナムチノミコト=大国主命、大黒さまともされる)と少彦名命(スコナヒコナノミコト=恵比寿さまともされる)がお祀りされています。
かつて国づくりを終えた後この世を去った二柱の神々が、再び民を救うため平安時代に出現されたという海辺の土地に、この神社は建てられました。
そして拝殿で参拝した後、神社のすぐ近くの海岸に向かいます。
階段を下って道を渡ると、すぐそこは海岸です。
ちょうど、神々が再臨されたという海辺の岩礁に鳥居が建てられております。
◆歴史書に伝わる、大己貴命と少彦名命のご出現のさま
なお、この浜に二柱の神々が出現されたときの様子が、平安時代の『文徳天皇実録』(わが国の『古事記』からはじまる歴史書、『六国史(りっこくし)の5番目)に残されています。
超訳すると、次のように記されています。
856年12月29日、ある塩作りの者が、夜半に海上を見ると、光り輝くものがあった。
翌日、海辺へ出てみると、一尺あまりのあやしい2つの石があり、
さらに翌日には、その2つの石の周りに、20個あまりの色のついた小石が、左右に侍るようにあるのが見えた。
その2つの石の形は、修行僧のような姿をしていたという。
その時、神が人に憑いて、
「われは大己貴・少彦名なり。
昔、この国を造り、東の海へ去っていたが、
この度、民を救わんとして、ここへ来たのである」
とお告げがあった。
よって、本社に大己貴命を祀り、酒列(さかつら)磯前神社に少彦名命を祀ったという。
この御由緒によれば、この大洗磯前神社のこの磯は、『古事記』において東の海・常世の国・黄泉の国に去っていった大国主命と、大国主命との国造りの最中に常世の国に去った少彦名命が、民を救うために、復活・再臨した地ということになります。
◆大洗と、中央構造線・龍脈との関連
また、この大洗は、中央構造線とも関連しているともいわれています。
今年の5月に、ひかりの輪で巡礼した諏訪地方は、中央構造線とフォッサマグナが交差するというエネルギーのせめぎあう大変特殊な地に位置していました。
そして、この中央構造線の日本列島上の東の端が、この大洗か、鹿島のどちらかの地下へ延びていると考えられているとのことです。
(大鹿村中央構造線博物館HPより転載)
神社仏閣を巡礼し、山や海、大地から元気をいただき、みなさまとともに、新たな2018年を迎えることができたらと心より願っております。
皆様のご参加をお待ちしています。
◆参加料金(東京からご参加の場合)
12000円
※料金の割引 学生・身障者・失業者その他、経済的な事情のおありの方は、料金の割引を行う場合がありますので、ご相談ください。
※体の弱い方、高齢者の方のために 肉体的な負担の少ない別プログラムをご用意できる場合がありますので、お問い合わせください。
◆キャンセル代
1.7日前~2日前までのキャンセルは、参加料金の50パーセント
2.1日前(前日)から当日のキャンセルは、参加料金の100パーセントとなります。
◆当日ご自身でお支払いいただく費用
◆参加者の無償奉仕による運送のお知らせ
1.出発時に各教室に集合する方は、他の参加者が運転する車両に同乗することができます。
2.これは、参加者の無償の奉仕であり、団体による運送サービスではありません。
3.これを利用されず、マイカーでのご参加も可能ですが、参加料金は減額されません。
出発する教室によって料金が異なる場合は、運送料ではなく、引率・指導の経費のためです。
4.現地に集合した後の利用も可能ですが、人数に限りがあり、事前にお申し込みください。
◆ご注意
1.あらゆる関連法規を順守して行います(関連法令の解釈は関係官庁の指導に基づきます)。
当団体は、宿泊施設や運送会社を手配する旅行業務や、車両による有償の運送業務は行ないません。運転は個々の参加者の奉仕活動であり、経費も個人の寄付で賄われています。そのため、一部ボランティアの方のご協力をいただきますので、ご了解下さい。
2.参加者の皆さんの安全の確保に最善を尽くします。
奉仕活動の運転の安全確保のため、車両点検・健康管理・法令順守等の確認を行いますので、スタッフにご協力ください。また、事故・怪我・疾患に関しても、スタッフが予防努力を行うと共に、旅行保険に加入しますので、ご協力ください(費用は参加料金に含まれていますが、直前のお申し込みの場合は加入が間に合いませんので、ご了解ください)。
3.一般の方も参加できますが、目的にご注意ください。
ひかりの輪の聖地めぐりは、会員ではなく、一般の方も参加できますが、単純に神社仏閣等などを参拝する旅行ではなく、ひかりの輪の思想に関連付けながら、様々な学習をすることが目的ですので、一般の旅行業者と同じような目的でのご利用はお控えください。
■お問い合わせ先
●東京本部教室(関東・甲信越)担当:細川美香
担当者携帯電話:080-2273-3588
メールアドレス:tokyo@hikarinowa.net