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上祐史浩・一般向け講義【2017】

第324回『第324回『仏教思想の象徴「四法印」:落ち着いた大きな心で生きるために』(2017年4月30日 東京 63min)
(2017年5月 2日)

  四法印は、直訳すれば「四つの仏教の法則の要約」という意味である。仏教の法則の特徴を表す印と解釈されている。言わば、これこそが仏教の法則であるとも言うべきものである。具体的には下記の四つの法則である。それは、現世に執着も嫌悪もたずに、落ち着いた大きな心で生きる道を開くものである。

  四法印は、良く知られている教えだが、同時に誤解されている面もあり、その正しい理解、バランスのとれた理解には、色々と気を付けるべきポイントがある

1.諸行無常:平家物語で有名
  あらゆる存在が移り変わるという意味

2.諸法無我:以下の二つの意味がある
  法と無我に複数の意味があることを理解することがポイント

1.あらゆる事物は、私・私のもの・私の本質(自我)ではない
  本当の意味で、私や私のものと言えるものは何もないことを表す
  自我執着を弱めることを促す教え

2.あらゆる事物は、永久不変の本質、固定した実体がないこと
  大乗仏教の空の思想に繋がる教え

3.一切皆苦:一番誤解されやすい教え
  苦の原語のdukkhaは日本語の苦とは異なることがポイント

  単なる苦痛だけでなく、楽も変化して壊れるので、とらわれると
  苦しみになることを含め、一切は不安定で、とらわれるれば、
  苦しみ(の原因となるもの)という意味がある

4.涅槃寂静:涅槃とは悟りの境地の事
  煩悩が完全に静まった悟りの境地は、心の静まった平安な境地であること

 

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