第450回『新型コロナの災いを福に転ずる仏教的な智恵:個人も社会も進化』(2020年10月4日 大阪 88min)
(2020年10月 9日)
これは、2020年10月4日に、大阪で行われた上祐代表の講義です。講義の趣旨は、以下の内容・テーマが含まれています。
1.苦楽表裏、損得表裏の仏陀の智恵
どんな物事に良し悪しの両面・表裏がある。
万事塞翁が馬、好事魔多し、
好調時の油断と不調時の焦り
2.新型コロナがもたらした肯定的な変化
(1)健康意識と健康状態の改善
死亡者総数減少、患者数減少、インフル減少
→将来の新型感染症により強くなる
(2)離婚の減少
(3)生産性の向上:リモートワークでオフィス・交通費や、
無駄な作業・付き合いの減少
(4)家族関係の改善:通勤時間の削減と家族との交流など
(5)産業界のロボット化の推進
→人口減・AI仕事減時代への適応
(6)土地利用の改善:
首都一極集中から地方、都市から郊外への拡散
→感染症・地震・水害に対応
3.日本経済に対する肯定的な変化
(1)日本企業の安定重視の経営が見直されている
多額の内部留保が新型コロナ対応に効果
(2)米中対立・新冷戦が日本企業に漁夫の利
(3)日本が苦手なグローバリゼーションが衰退
(4)石油価格が低下:石油輸入国日本には恩恵
(5)世界の日本化(ジャパニフィケーション)
世界全体が消費・投資が減少しデフレに
(6)健康・長寿・衛生大国という国際的イメージ
コロナの被害少なく来年は五輪を開催へ