第352回『仏教思想の精髄:慈悲=苦しみを喜びに変えて生き抜く力』(2017年12月17日東京 60min)
(2017年12月18日)
失敗・挫折・不安・敗北・卑屈・妬み・後悔・孤独などなど、様々な苦しみがある誰しも人生に、確かに尊い価値を与える仏教思想の精髄、「慈悲の思想」が生む生きる力・智恵・勇気とは何か。
第1 大慈悲・四無量心の教えを理解する基本的な知識
(1)蜘蛛の糸の説話の本質:苦の根本原因:自分だけ良ければいい。
(2)釈迦の苦の思想(一切皆苦)とは
(3)苦を乗り越える道:解脱と仏陀の境地=菩薩道
(4)近くに見える自分だけの幸福と、遠くに見える全体の幸福
(5)観音菩薩の誕生の説話:苦しみを慈悲に変えた菩薩
(6)慈悲=苦楽の分かち合いが、幸福な世界を作る理由。
(7)本当の意味での苦とは、二重の苦しみである
(8)他者の救済・衆生の救済は長い時間がかかる
第2.四無量心(大慈悲)とは
(1)四無量心
(2)四無量心は、自と他の幸福を一体と見る智慧に基づく
(3)慈(マイトリー)
(4)悲(カルナー)
(5)喜(ムディター)
(6)捨(ウペクシャー)