第201回『仏教における苦しみの解決法・悟りの状態とその道 2014年6月22日大阪67min』
(2014年7月25日)
自分が価値ある存在であってほしいと願いつつ、競争社会などによって負け組になれば、自分の価値を見出すのが困難になっているこの社会。
このような問題に対して仏教はどのような解決法を提示しているのかを詳細に解説する。
1.煩悩が生じるしくみの解説
どのようにして煩悩(苦しみ)が生じるのかの心理プロセスを明らかにして、一般的な幸福の考え方と仏教が説く幸福の考え方を比較検討している
2.悟りの状態
悟りとは単に倫理・道徳規範を体得することではなく、精神的、かつ生理的な解放感を伴う幸福感であること含め、悟りの状態について具体的に解説している
3.悟りを得るための方法
悟りのための実践を4つに分類し、①正しいものの見方、②正しい行動、③身体の浄化 ④環境の浄化)のそれぞれを説明
さらに、その中で最も基本になる正しいものの見方について、仏教思想の「縁起」、「無我」、「大慈悲」といった思想をわかりやすく解説する