第431回『初期仏教の瞑想と心の安定・集中・知性の向上』(2020年2月9日 大阪 84min)
(2020年2月25日)
これは、2020年2月9日に、大阪で行われた上祐代表の講義の動画です。
講義には、以下の内容・テーマが含まれています。
1.初期仏教の瞑想
(1)仏陀の最初の説法=四諦八正道。
その八正道には正念・正定という瞑想過程がある
(2)念=原語はサティ、英訳はマインドフルネス
意味:忘れない、心に留める、気を付ける。注意を向ける
2.仏陀の直説が説く念の瞑想の解説
(1)呼吸の出入りを意識する「入出息念」(アーナパーナ・サティ)
(2)身体・感覚・心・物事を観察する「四念処」の瞑想
3.念・マインドフルネスの瞑想のタイプ
(1)呼吸などの一点に集中するタイプ
→雑念を排除して心を静める効果
(2)集中の範囲が広く物事を客観的に全体的に見るタイプ
→あらゆる物事を正しく見る効果がある
→あらゆる物事は無常で無我でとらわれれば苦しみ