第509回「人生100年時代の新しい幸福の道」(2023年9月17日 大阪 49min)
(2023年9月21日)
これは、2023年9月17日の大阪での上祐史浩による講義の1部です。
人生100年とも言われる長寿時代における人生全体の幸福を考える「老年幸福学」によると、人には、お金・地位・若さなどの「客観的な幸福」と、本人の心が感じる「主観的な幸福」があり、客観的幸福と主観的幸福が必ずしも一致しません。
また、「客観的幸福」は、自分と他人の優劣の比較に基づくもので、「闘争型(競争型)の幸福」であり、「主観的幸福」は、他を利して、他と共に幸福になる、「共栄型(協調型)の幸福」と関係します。そして、ストレス社会で幸福を得るために、そして、人生全体に渡って幸福になるためには、人生のある時点で、この幸福の価値観の転換が必要です。
それができる人とできない人がいるため、今現在、加齢とともに、幸福・不幸の個人差が非常に拡大するという重要な事実があります。これらに関して詳しく解説しています。