第553回『21世紀は心の時代：幸福は心が決める』（2024年12月14日 65min）
（2024年12月28日）
これは12月14日の横浜でのセミナーの上祐代表の講義の一部です。
１．21世紀は、心をどうコントロールするかが幸福・不幸を決める時代
20世紀までは、外側の問題が大きかったが、21世紀の先進国の福祉国家は、自分と他人を比較して優っているか否＝自己愛の充足が、幸福・不幸を左右し、負け組は幸福になれず、長くなった高齢期には誰も負け組となり不安を抱き、幸福を感じる人が増えないストレス社会となり、メンタル疾患・生活習慣病・依存症、自殺・孤独死が目立ち、高齢者は認知症・老人性鬱が増え、心理的に行き詰っている。これは、今の時代・社会の状況に対して、幸福になる上で、人間の脳が、誤作動、適応不全を起こしていることを示している。
２．現実は、心・脳機能が作る3次元立体映画であり、それが問題を生んでいる
人間が体験する現実とは、実は外側の実態ではなく、無意志的に脳が作る脳内の３次元立体映画であり、外側の実態とは多くの点で異なり、それが現代社会では幸福の障害になっている。その問題を解消するのが、ヨーガや仏教の瞑想であり、心を静め、物事をありのままに見ることを助ける。瞑想には、身体的瞑想、感覚的瞑想、心理的瞑想などがある。
