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上祐史浩・一般向け講義【2018】

第360回『心の視野の拡大が感謝・尊重・愛の心の幸福をもたらす』(2018年3月4日大阪 64min)
(2018年3月 4日)

心の視野を広げることが、仏陀の幸福、万物への広く深い感謝・尊重・愛を得る道。
仏の人間は、自分と他者・世界の真実、自分の膨大に幸福に目覚めていない。


1.前回の復習

(1)仏陀=目覚めた人=智慧を得た人=物事を正しく見る人
(2)智慧=物事を正しく見る力=物事を全体的に見る力
=「心の視野の拡大」=世界の時空間に広がった意識
(3)智慧は大慈悲(=四無量心=広大無辺の利他の心)をもたらす

2.心の視野の拡大が広く深い感謝・尊重・愛の心をもたらす

(1)万人万物を恩人と見て感謝して恩返ししようとする心(感謝・恩返し)

世界全体の生き物、人類に歴史全体を見て自分の膨大な恵みに気づく
無数の生物から21世紀の日本人に生まれる恵み。苦の裏の喜びにも気づく

(2)万人万物を教師=仏と見て尊重し、謙虚に学ぶ努力の心(謙虚と精進)

驕り・妬みを捨て、全ての人・動植物から謙虚に学んで努力する
動植物も人より優れた面があり、その苦しみは人の反面教師。

(3)万人万物を自己と一体と見て広く愛する心(一元的世界観・利他心)

他者が自分、自分が他者に循環するこの世界の真実に気づく=万物一体

3.他の生き物・動植物に対する仏陀の見方

(1)動植物は人間の恩人:食事=動植物の死の犠牲で人間は生きる

食事の際の感謝と恩返しの瞑想:感謝・謙虚・善行・利他心を培う
「貴方の命をいただきます、よって、日々なるべく良いことをします
天寿を全う次第、お返しします。」→ 死に動じない心を培う
自分の生は他の死、自分の死は他の生とセット=生と死の循環
自他の繋がり・一体性→無我の思想:他と別の独立した我は存在しない

(2)自分の教師=人より動植物が優れている面から謙虚に学ぶ

人間の長所の裏にある短所:人の両面性に気づく。仏に近づく可能性と、
動物より悪い事をする可能性。際限ない欲・不満・妬み・戦争

(3)動植物の苦しみは、自分の可能な未来の一つ(反面教師)

恵まれた人の一生は短い=無常。一日一日を大切に:一日一生
人は動物的な幼少期、人間らしい成人期を経て、生き方によって、
動物的な高齢期か、老賢者としての高齢期に。そして転生の可能性

 

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