第395回『結果を出し、自ずと競争に勝つ仏教の智恵』(2019年1月13日 大阪 64min)
(2019年1月20日)
この講義は、ひかりの輪の年末年始セミナーにおいて、その特別教本「心の制御と真の幸福の道・三宝と慈悲の生きる力」の第1章「心の制御による真の幸福の道」の後半の15~17項目の部分解説です。その概略は以下の通りです。
15.結果にとらわれすぎて、結果を得る手段を損なうという無智
(1)結果を気にするあまり、逆に得られなくなる
(2)うまくやろうと思いすぎない方が逆にうまくいく
ゾーン、フロー、無心
(3)恋愛関係で相手の愛を求め過ぎる場合の逆効果、
16.他に勝つことにとらわれすぎて、成長できずに負けること
(1)仏教の思想は、現代の競争社会と矛盾しない。
全体の向上のための切磋琢磨
(2)勝利欲求が強過ぎると、競争から逃げた消極的な生き方、
不正手段や敗北を他人のせいにする堕落が生じる
17.煩悩・我欲を追求する人生と、慈悲の実践をする人生の比較
(1)我欲を過剰に追及すると、様々な苦しみが生じ増えていく。
(2)慈悲の実践は、様々な苦しみを予防し、苦しみに強くなり、
苦しみを喜びにでき、人生後半より幸福になる。
(3)慈悲の実践は、健康・長寿を与え、人生の勝利を与える。