第340回8月15日夏期セミナー上祐代表講義第7回『仏陀の最も重要な修行法「八正道」の奥義とは?』(2017年8月15日
(2017年8月17日)
仏陀の最初にして、最も重要な教えである八正道は非常に有名であるが、
表面的な解説は多いが、実際に現代で実践するために必要な深い理解
を得るための講義であり、八正道の奥義と言うべき内容。
1.第一の教え「正見」
正見(正しい見解)の理解は、釈迦の「四諦」の「苦の思想」の理解がポイント
それには、1.漢訳語の苦の原語である「ドゥッカ」の意味の正しい理解と、
2.苦の原因とされる「無智」とそれによる煩悩の意味の理解が秘訣
2.第二から第六の教え「正思惟・正語・正業・正命・正精進」
1.正見を理解すれば、自ずと、正思惟(正しい考え)・正語(正しい言葉)・
正業(正しい行為)・正命(正しい生活形態)・正精進(正しい努力)の
意味は分かる。仏陀の説いた戒律(特に十戒)の実践と同じこと。
2.戒律の奥義は、戒律は利他・慈悲の実践であり、利他=利己の真理。
3.第七~第八の教え「正念・正定」
1.正念とは、正しい思念だが、秘訣は絶えず正しい思念を持ち続けること
24時間・全人生が正念の修行ということ
2.正念の代表的な瞑想は「四念処」
1.身体・感受作用・心・事物を正しく観察することが悟りに至る
2.この瞑想で悟りに近づくは、私たちが、西洋的な自我・エゴ・言葉・思考・
ロゴスを絶対とする思想の洗脳下にあることに気づくことが秘訣